第3回:投資信託を選ぶータイプ別

「投資信託を選ぶ」といいますが、何千もの種類から、どれを選べばよいか、初心者はよくわからなくなってしまいます。大手・SBI証券のサイトでは2500以上の投資信託が取り扱われています。

投資信託の種類を投資先別に分けると、下記のとおりとなります・

①株式

②債券

③REIT(不動産)、コモディティなどその他

④バランス(①ー③から組み合わせたもの)

です。

これらがさらに、国内ー海外(米国、欧州、中国、アジア、先進国、など)に分けられます。

①株式は、投資信託の投資先が「株式」のものです。日経平均、TOPIXなどの経済指標をもでるとしたインデックス投資信託もこちらに入ります。

②債券は、国債、社債などの債券に投資する投資信託です。

③REITは投資先が不動産である投資信託、その他、金などのコモディティに投資している投資信託もあります。

概ね、私の印象では、株式、REITは価格の上下が激しく、債券は値動きはすくないものの、確実に上昇しているという感覚です。

そして、海外の投資信託は地域にもよりますが、為替のリスクを受けやすいのでハイリスクーハイリターン、信託報酬も高めという印象です。これらにもそれぞれインデックス投資信託があります。有名な「NYダウ」は米国の株式指標です。ドルー円の為替の影響を非常に受けます。

多くの方の株式投資では「分散投資」を進められています。分散投資とは、1つの投資信託に1本かけるのではなく、少しづつばらばらに投資するというものです。「たまごを1つのかごにいれるのではなく、分散して沢山のかごに分けていれる」という投資の仕方のお話し、聞いたことありませんか?それです。

分散投資も4つに分割、

①国内ー株式

②海外ー株式

③国内ー債券

④海外ー債券

に分割するとよい、と勝間和代 著「お金は銀行に預けるな」には書いてあります。これは、例えは、「円高ードル安」が進むとします、すると日経平均は車などの輸出産業が打撃を受けますので、「日経平均が下がる」状況が予想されます。そうすると、日経平均の投資信託は下がってしまい、評価価格が下がってしまいます。しかし、反対に「ドル安」の状況ですので、「NYダウ」は上昇すると良そうされ、NYダウの投資信託は上昇するので、リスクが分散されるというしくみです。

また、REITは不動産投資信託ですので、国内・海外の不動産に投資してくれる投資信託です。不動産のオーナーになるには多額の資金を要しますが、投資信託REITの場合は少額で投資ができます。今日から、あなたも不動産オーナーになれるわけです。すばらしー!

まだまだ細かく分けるといろいろありますが、是非個人でも選ぶ際に調べてみてください。