第4回:毎月一定額、購入するードルコスト平均法

第3回までで、「インターネット証券に口座を開き」、「投資信託」を選んできました。やっと投資信託を購入する段階に入りますが、注意していただきたいのは「一度に買わない!」ということです。
まとまったお金が入って、「投資しよう」と考えると、一度のタイミングで投資信託を購入してしまいます。
しかし、ちょっと待った!
前回、投資信託を選ぶ際に「分散させる」と書きました。そうです、「たまごを1つのかごにいれて運ばない、分散させる」ということが投資の基本と言われています。これを購入するタイミングでも使ってほしいのです。「時期を分散させて、購入する」ということは、「毎月一定額を投資する」という方法で「ドルコスト平均法」という投資の手法です。
この「ドルコスト平均法」ですが、「毎月一定額購入する」ということで、じつは価格の購入タイミングのリスクを分散させているのです。株価が低いときには安く投資信託を購入でき、株価が高いときには少ししか購入できませんが、評価価格はぐんと上昇しているのです。
これを便利に、自動的にしてくれているのが、インターネット証券会社で実施している「積立投資信託」です。毎月金額を決めておくと自動的に投資信託を購入してくれる便利なシステムです。毎月の積立定期預金の投資信託版ですが、預金と違うのが、利率がとても良いことです。日経平均に投資していますので、株価がゼロになるリスクはもちろんありますが、日経平均がゼロなるリスクはかなり低いでしょう。しかも概ね年率2-3%では利回りがついてきます。
そして、私がこの「積立投資信託」をはじめたのは、2009年春のことでした。民主党政権で日経平均8000円の頃もずーっと積立を続けていました。はじめた当初も年率2-3%程度でしたので、初年度はそれほどは増えていませんでした。初年度はそんなもののようです。だって年率2-3%ですし。(しかし、年率2-3%は日本の銀行預金では、今ではありえない高金利です)
そしてその後、アベノミクスが起こって、日銀が金融緩和を実施、円安がすすみ、日経平均も上昇していきます。積立していた投資信託の評価価格は、ほぼ倍に上昇し、「安部首相、バンザーイ!」と叫びたくなるくらい、安部政権の恩恵を受けました。政治家を選ぶって大切、日本経済と自分の生活が直結していると感じた瞬間でした。積立ていた投資信託は年率15-6%で上昇しました。
現在でも積立預金のペースは崩していません、お給料がUPしたときはないものと考えて、積み立て金額をアップさせている程度です。
おすすめは「給与の1-2割を天引きで、積み立て投資信託を購入する」です。1年では少しですが、5年以上するとびっくりするくらい上昇し、資産形成できると思います。