住宅という資産(負債)について考える

住宅は資産か?負債か?

お金のことに関して、大好きな書籍「金持ち父さん貧乏父さん」では、「金持ちはお金をだして、資産を買う。貧乏な人はお金を出して、負債を買う」と書かれていて、貧乏な方が買う負債の代表例として「マイホーム」「マイカー」があげられていました。勝間さんの「お金は銀行に預けるな」でも同様です。ほとんどの方が「資産だ」と思って、住宅を購入されていると思います。しかし、簿記的にいうと、住宅ローンを組んでいる時点で負債です。賃貸に出す物件はキャッシュフローを生み出すので、資産ですが、自分が住み続ける住宅は、住宅ローンを組んで購入する方がほとんどだと思いますので、負債になるのです。詳細は「金持ち父さん、貧乏父さん」を読んでいただきたいと思いますが、住宅を購入して、貸し出せば「資産」ということになります。

私も10年近く前、中古のマンションを住宅ローンを組んで、購入してしまいました。住み始めた当初は、債務超過状態で、大変な経済状態でございました。それもそのはず、自分は今まで会社の借上げ賃貸に月々家賃3-5万円で住んでおり、家賃負担がほとんどなかったのに、購入してしまったからです。通常は皆さん高い賃貸住宅に住んで、「住宅ローンの方が安くなるから」という理由で購入される方が多いはず。私の場合は月々の支払が増える状態になってしまったので、余計に経済状態が悪くなってしまいました。

しかし、その状態も「マンションを賃貸に出す」ということで解決。私は実家にもどり、マンションは賃貸に出し、無事、月々11万円のキャッシュフローを産む資産となってくれました(ただし、入った家賃は住宅ローンと管理費、固定資産税の支払いで無くなりますので、月々収支はトントンです)。

年収は住むところできまる

もう一つ、気を付けたいことが、「年収は住むところできまる」ということです。書籍もございます。年収は「住むところ」で決まる 雇用とイノベーションの都市経済学

住む地域で年収が決まるのならば、ぜひその地域に引っ越しして住みたいものです。住む地域選びも本当に大切です。住む地域のコミュニティで、入ってくる情報も違いますし、付き合う人をとっても、情報や話題が変わってきます。関西で高級住宅地は芦屋などが有名ですが、芦屋に住んでいると、ジャージでは外歩けないと言われてました。車も外車ばかりとか。

その地域に住みたいと思うと、せめて賃貸で住み始めたい!と思うものです。地域を選ぶのにも、賃貸なのか、購入なのか、判断したいものですね。