住宅資産を考える

住宅、自分が住めば負債、貸し出せば資産

30代半ばになったときに、周りから非常に「マンション買いなよ」とすすめられ、中古マンションを買い、自分で住んでいる間は非常に貧乏でした(なぜなら、今までの住居費は社宅代のみだったので、非常に安かったからです)。まさに債務超過状態で、キャッシュフローが自分の給料のみ、その3割くらいが銀行に返済していきます。まさに「金持ち父さん、貧乏父さん」の「貧乏人は銀行のために働く」状態でした。債務超過、恐ろしいです。

実家に帰ることになり、マンションを貸し出してからは、マンションが「負債」から「資産」に変わり、キャッシュフローを産んでくれる状況になり、一気に好転しました。キャッシュフローって大切ですね。

お勤めの会社が、社宅代を出してくれる場合、資産形成しやすい

その後、転職・転勤を繰り返しながら、ずっと賃貸のまますごしています。その後、転職した会社も福利厚生の違いはややあるものの、社宅代をだしてくれる会社でしたので、マンションを購入し、社宅代をもらっている方もいました。転勤が普通の営業の仕事でしたので、社宅代を住宅ローンにあてて、資産形成しているパターンです。これについて詳しく書かれている本は「今すぐ妻を社長にしなさい」です。とってもよく考えているなーと思いました。社宅代が出ている方、ご一読の価値ありです。もちろんマイホームを買われている方も、賃貸に貸し出せば同じ効果がありますので、読んでみてください。

書籍リンク:
いますぐ妻を社長にしなさい

それでもリスクは大きい

それでも、住宅のリスクは大きいと思います。市場の状況はどうなるかわかりませんし、日本は特にこれから人口が減っていきます。古いマンションや、マイホームはどのようになるんでしょうか?気になります。

それと、金額が大きい買いもの、タイミングか1回です。私が中古マンションを購入したのはリーマンショックの1年前、その後不動産は売れず値下がりしましたが、2007年であれば私はマンション購入できました(勤務地が東京だった、勤続年数が長かったなど)。しかし、1年後であれば東京にマンションなど買える状態ではなかったのです。世間のタイミングもありますが、個人のタイミングもあるのです。バブル期に住宅買った方などは皆さん大変な時に買わなければならなかったのです。

個人による住宅購入、しっかり考えたいものです。