東大阪・高次脳機能障害当事者会に参加してきました

高次機能障害・当事者会に参加してきました

Reジョブ大阪・代表の石原です。クラウドファンディング開始から、2日目、東大阪の大阪商業大学まで、高次脳機能障害当事者会に参加してきました。今回の出版プロジェクト・著者の下川さんと一緒です。下川さんと駅で待ち合わせて、電動車いすの下川さんの案内のもと、2人で大学まで向かいました。下川さんに「クラウドファンディングが開始されて、1日で30万円、支援が集まってますよ!」と報告すると、「絶対に売れます」と、するどい経営者の発言でした。さすが社長さんです。本出版のクラウドファンディングはこちらです-

当事者会に出向くと、スタッフの方が講演会の準備をされています。下川さんに紹介されて、当事者会の松永さんなど、ご挨拶させていただき、本のチラシを置かせていただきました。講演会の内容は「なやクリニック」の納谷先生から、高次機能障害のレクチャーがありました。納谷先生は息子さんが高次機能障害があり、息子さんの写真を取り入れながら、お話をすすめられます。現在はご自宅を高次機能障害の当事者の方が住める「グループホーム」に改装されて、その様子も紹介されていました。
Q&Aコーナーに入ると、当事者の方3人が壇上に上がられて、自分が「高次機能障害」と診断されるまでを自己紹介され、どんな仕事についているのか話されていました。3人の方の原因交通事故2人、脳梗塞1人の内訳でした。普通に生活していて、誰もがなる可能性のある障害なんですね。人によっても程度があり、見た目が普通に見える方が多いのです。中には診断がされず、そのまま仕事に復帰され、今まで通りの仕事ができないことに自信をなくし、うつ病になられてしまった方もお話になってました。その方は診断がつき、自信も回復、元の職場に仕事の内容を限定して復帰されているそうです。「高次機能障害」と診断がつくことが本当に大切だと感じました。
QAコーナーの最中、下川さんが「今質問された方に、本の紹介したら、買ってくれますよ」とまたまた、社長さんらしい発言です。早速、講演会終わりにクラウドファンディングのチラシを持って、本の紹介に行きました。皆さん、とっても熱心に聞いていただきました。堺の患者会の方は「このチラシ、明日コピーして、イベントで配りますね!」と優しいお言葉もいただきました。なんて暖かいのでしょう!勉強にもなったし、宣伝にもなりました。
下川さんからの印象的な言葉は、「本のタイトルは決めているんです。『笑顔のたえない障がい者家族』です」。その後、4人のお子さんの話を聞きました。またまた涙出てきそうになる私。年になったのか、涙もろいなー。本のタイトルは変わるかもしれませんが、目指していきたいと思います。