「日本再興戦略」を考える

「日本再興戦略」落合陽一著をもとに考える
読書の夏です。とは言いつつも忙しさと、あまりの暑さにかまけて、本を読むことができずにいました。ようやくできた時間にkindleを家にわすれてしまい、アイホンで渋々と本を読んでいます。ふと目についたのが、落合陽一著・日本再興戦略。たしか、今年の2月ころ、一度読んでいます。2月の状況とはかなりの変化が起きてます。再度、読んでみます。
落合陽一氏は、私たち世代では、お父さん・落合信彦氏が有名で、何冊か読んだことがあります。当時の世界情勢にあった小説を多く書かれているお父さんで、その息子さん、どんな人だろうと思ったら、言ってることが先を行きすぎてて、アホな私は「ポカーン」てなぐらい、セミナー動画を見ると、早口でわからなくなります。筑波大学・学長補佐で助教授、頭良すぎて先行き過ぎでしょう。服装は黒づくめで、「魔法使い」というスタイルです。
拝金主義を辞めよう
これからの日本のことが、あらゆる角度から書かれていますが、一番響いたことは「拝金主義を辞めよう」というところ。確かに、40代の私たちの価値観はバブル時代に築かれたもので、いい大学に入って、いい会社に就職して、車買って、豪華な結婚式挙げて、マイホーム買って、大企業で出世するのが幸せ、とトレンディドラマに描かれている世界を目指していたようです。「拝金主義はトレンディドラマが作り出したもの」と書かれていましたが、まさにそうかもと思いました。豪華な結婚式は恥ずかしくて挙げたくなかったし(挙げる機会もなかったし(笑))、そういう結婚式も時代が作った市場なんですね。結婚指輪も、他人からもらえるなら嬉しいけど、家庭の資産から減るものと考えると「あんまり高価なものはいらないなー」と考えます。結婚指輪もマスメディアが作り出した市場と書かれていましたが、確かにそうですね。年収も上がったら嬉しいかなと思っていましたが、確かに嬉しいけれど、人生においてはもっと必要なことがあるよなと、考えてしまいます。
最低限の収入を維持して、できることをやる
そんな40代の私たちに引き換え、今の若い人達は、マイカーを持っている人も少なく、服装や持ち物もシンプル。トレンディドラマの影響から徐々に外れてきているようです(笑)。私自身も昔は欲しいもの沢山でしたが、今は買い物に行くことも少なく、Amazonで必要なものを買うくらいです。30代の友人と話していると、年収を上げたいという欲求もないそうです。拝金主義の概念もどんどん薄れていくようです。
学歴も関係ないし、また、英語すら、関係ないかなとも思えてきました。昨日、仕事した方は始終日本語で、外国の方にクレーム言っていました。通訳つけてれば、仕事が成り立つ、できないことは人にお願いして、自分のできることで勝負!と思いました。