上海の医療事情2018

上海の病院に潜入!日本語ペラペラの中国人看護師さんに、最新の日本製医療機器
12月、上海に旅行した際に、友人の勤める病院を見学させてもらいました。実は、空港からのお迎えも、病院の運転手さんが迎えに来てくださり、直接空港から、市中の病院に送ってくださいました。上海では運転手付きは普通のことのようです。
病院につくと、友人のあや先生が診察室にて外来診療中とのこと。診察室にお邪魔して、再会を懐かしみ、楽しいおしゃべり。。。うーん、日本の病院とは勝手が違うぞ、午後のせいなのか、患者さんがとても少ない。友人が勤務している病院は上海の日本人向けクリニック、そのため、患者さんも少ないとか。なるほど。
クリニックの看護師さんは、皆さん中国人なのに、日本語が堪能です。日本の人だと勘違いしまいました。皆さん、中国での看護師資格を持ち、楽しそうに働いています。中国の中でも富裕層にはいる看護師さん達、よく日本に旅行に行かれるそうです。
中国はインフレ、医師の給料も倍増中
中国人の医師の先生も紹介してくださいました。中国の医師の方は、中国の医師免許と日本の医師免許、両方を持っていらっしゃるとのこと。中国の病院で働くには、中国の医師免許が必須の様子。日本人医師の先生は中国の病院では、働くことはできない様子です。
そして、びっくりしたのが、中国のインフレです。この10年で物の値段が2-3倍になっているとのこと!食事、メイドさんの料金などなど、2-3倍になっており、医師の給与も同じように2-3倍になっているとのこと。日本人向けのクリニックは反対に給与はそのまま。昔は中国のお医者さんの方が給与は低かったものの、今は2-3倍になっているので、「中国の病院に勤めていればよかった!」と言われていました。2-3倍かー、すごいインフレですね。ここ数年、日本だけが、デフレだったようです。
医療の質の日中格差
最後にびっくりしたのも、「医療の質の日中格差」です。検診で、日本であれば当然再検査する程度の影も、検診ではスルーされ、ステージが上昇して、かなり影がはっきりした状態でないと、そのままにされてしまうということです。中国の皆様が、日本に自費検診にくるのも、よくわかります。人が多すぎるためなのか、医療事情はかなり違うようです。
そして、日本のようなクリニック、開業医はなく、全てが大病院で医療行為が行われるとのこと。これは大変。混雑してしゃあないですね。子供が具合悪くなったりすると、大変ですね。こういう点も、日本の分業制度はありがたいです。
人に聞くのと、実際に行くのは大違い。自分目線ですが、見えてくるものが全く違います。案内してくれた、あや先生、ありがとうございました。