高次脳機能障害・小林春彦さんの講演会に参加してきました:2019年3月2日

高次脳機能障害である小林春彦さんの講演会に参加してきました。小林さんの著書はこちら「18歳のビックバン」あけび書房
18歳で脳梗塞になり、突然、高次脳機能障害と言われた小林さん。目に見えない障害のゆえに、周囲からの理解が得られず、苦悩した内容を話してくださいました。手袋をして、白杖を持たれているのも、高次脳機能障害の「左側空間無視」という障害があるのを、周囲からわかりやすくなるのではと思い、持たれているとのことでした。
小林さんにツイッターでメッセージをおくり、「講演会に行きます!」と伝えていたので、会場であいさつするなり「知っといてやの本、読みました!「日本脳外傷友の会」の東川悦子さんから、本をいただきました」と寝耳に水の嬉しいあいさつです。
なんと調べると、こちらの「日本脳外傷友の会」の会長さんが、私たちNPOの本を配っていただいているとのこと。ありがたいです。そして、繋がらせてもらいたーい!と思った次第です。(早速メールしました)
小林さんの講演、「一見普通に見えるが、リハビリを終え、実家に帰ると障害がでてきた。妹と姉の区別がつかなくなっていた」。脳損傷のCTを見ると、障害が残っているのがわかるが、写真をもって歩けない。調子のいいときはわかるが、悪くなると判別つかなくなる。それをみて「本当はわかっているけど、障害があるふりをしているのではないか?」と言われるのが辛かったそうです。
「助けて!」と自然に言うと、結構助けてくれる、と最後に言われていました。障がい者でも言いづらいことはもちろんあるそうです。障害が見えづらいのをいちいち説明するのも大変。だけれども、ヘルプを自然にいうと、結構たすけてくれる、特に若いカップルは優しいとのこと(男性がいい人だということを、アピールできるためでしょうか?)、なるほどでした。人は自分が幸せだと、余裕が出てくるものですよね。
最後に、講演会で会った白井さんご夫婦とパチリ!いつもラブラブな白井さん夫婦にほっこりした日でした。