2021年春、下流の宴

最近、オーディブルで読書をするのが、日課になっております。本日読み終わったのはこちら、

林真理子さんの「下流の宴」

下流の宴

大事に育てた息子さんが、高校を中退、フリーターになり家出をしてしまうところから始まる物語は、良い大学に入り医者や大企業のサラリーマンになってほしいと願う親の世代と、オンラインゲームが好きで足ることを知る息子世代の価値観の違いをよく表している小説でした。

私が気に入ったシーンは、母親が息子の彼女に言い放つこの言葉

「医学部に入ろうなんて並大抵の努力ではできないのよ!」という言葉です。

実はつい先日、この言葉を20代の女性に向かって言ったばかりだったのです。私の場合は、わが社へのアルバイト募集にきた専門学校新卒の女性に対して言ったのですが、専門学校をでて、リハビリ職の資格をとったところ、医学部を目指したいので、勉強しながらアルバイトをしたいという女性でした。甘いんじゃないの?

案の定、1日見学にきて、その後は彼女と連絡がとれなくなりました。多分、医学部受験には1日8時間勉強を1年間は続けてトライせねばならいと気が付いたのでしょう。懸命な選択です。

そして、この「下流の宴」で語られる女性陣の価値観がめちゃくちゃ面白い。親世代の価値観、バブル世代の価値観、私の周りにもそんなこと言っている子いたなーと、あるある!と思いながら聞いてました。そして、実は最近の若者世代の価値観が一番まともに思えてくるのです。特に贅沢をしたいと思わず、努力はしない。身の丈にあった生活をし、満足をしている。そして、一番優しい愛情にあふれた生活をしています。

私は伴侶には恵まれなかったけど、これから見栄を張らずに生きていきたいなと思います。

そして、黒木瞳さんの主演で、ドラマにもなっているのですね、知らなかかった。みてみようかな。